DOE、外部電源の省エネ基準を見直す
米国エネルギー省 (DOE) は、外部電源 (EPS) の現行の省エネ基準を検討しています。連邦規制基準 (CFR) に定義されているように、「外部電源」は、消費者向け製品を使用するために家庭用電流を DC 電流またはより低い電圧の AC 電流に変換する外部電源回路です。DOE は、2014 年にレベル VI 効率基準を発行し、米国で 2016 年から有効になりました。エネルギー政策と省エネ法 (EPCA) は、DOE が少なくとも 6 年に一度この基準を見直し、修正するかどうかを発表し、必要に応じて新しい基準を提案することを求めています。
これに従って、DOE は5 月 20 日に EPS 省エネ基準に関連する情報提供依頼書 (RFI) を発表しました。この発表によると、「DOE は、前回の基準の更新以降、より厳しい基準を検討するための新しいルール作成を正当化するのに十分な技術的または市場の変化があったかどうかに関するコメントを求めている」ということです。EPS に対する改正基準によって、電力変換技術が大きく進展し、経済的に実行可能な範囲で大幅な省エネが見込まれます。世界中の基準との調和を図るため、DOE はさらに欧州行動規範 v5 のティア 2 基準も分析しており、米国における EPS に対する効率基準の強化が適切かどうかを評価しています。従って、DOE はレベル VI 基準の対象になるすべての EPS の動作モードと無負荷モードの両方のデータを求めています。
DOE は、この RFI に関するコメント、データ、及び情報を 2020 年 7 月 6 日まで受け付けています。コメントは、Docket 番号 EERE-2020-BT-STD-0006 を指定して、電子メール (EPS2020STD006@ee.doe.gov)、Federal eRulemaking ポータル (http://www.regulations.gov)、郵便、または手渡しや宅配便を利用して提出してください。