IHD 260及び IHD 660 (IHD x60) は CONCEPT 社独自の SCALE-1 テクノロジに基づく高集積デュアル IGBT ドライブ コアであり、1999 年以降、業界標準としての地位を確立してきました。
ほとんどのお客様が IHD 215、IHD 280 及び IHD 680 ドライバを同様の方法で使用しているため、IHDx60 ドライバは最適なパフォーマンス、最適な信頼性、及び競争力のある価格を組み合わせて、同じ範囲の用途に対応するように開発されました。
ドライバ コアは 25 A ~ 450 A 及び 1200 V ~ 1700 V でさまざまな IGBT 及びアプリケーションに対応するように最適化されています。
通常の用途には、最大 100 kHz までのスイッチング周波数での 1700 V / 75 A の IGBTによるハーフブリッジ制御、及び最大 18.5 kHz ( IHD660) までのスイッチング周波数での 1700 V / 450 A の IGBT が含まれます。
IHD 215/280/680 ゲート ドライバとの互換性
IHDx60 には次のような複数のオプションが用意されています。
オプション N とオプション I では、それぞれ非反転と反転入力を選択します。IN+ 入力と IN- 入力を入れ替えてロジックを反転することはできなくなりました (IHD 215/280/680 では可能でした)。
二次側では、コマンド ブロック時間と呼ばれる期間によって異常状態が延長されます。この時間中は、ドライバがオフ状態のままになります。コマンド ブロック時間は CONCEPT によって定格 25 ミリ秒に設定されています。それ以外の値でも、要求に応じて設定できるようになります。ユーザーはブロック時間を調整できなくなりました。
オプション T では、二次側の異常の信号を一次側に転送するために信号トランス インターフェースが使用されます。この転送はコマンド信号が変更されるたびに実行できますが、ブロック時間内のみです。オプション C の場合は、通常、20μs の遅延でフォトカプラにより二次側の異常状態が一次側に転送されます。フォトカプラにより、沿面距離と最大動作電圧を減少させることができます。
最高の信頼性
SCALE-1 技術は 1999 年以降、業界標準としての地位を確立し、多くの産業用及び輸送の用途で市場実績があります。