LNK3205P

非絶縁型オフライン電源の LinkSwitch-TN2 ファミリーの IC は、従来のリニアまたはコンデンサ ドロッパ ソリューションと比較して、性能が格段に向上しました。高集積化された LinkSwitch-TN2 を使用することにより、設計はより柔軟で、効率改善、包括的なシステムレベルの保護、及び高い信頼性を活用できます。このデバイス ファミリーは降圧型、極性反転型、及びフライバック コンバータ型に対応します。各デバイスでは、725 V / 900 V 耐圧 MOSFET、発振器、軽負荷時の効率が高い ON/OFF 制御、自己バイアス用の高電圧定電流回路、周波数ジッタリング、高速毎周期電流制限回路、ヒステリシス特性を持つ過熱保護回路、及び入出力の過電圧保護回路が単一 IC 上に集積されています。

LinkSwitch-TN2 IC は、待機時の電流をほとんど消費しないので、世界中のあらゆる無負荷及び待機時の電力規格を満たす電源設計に使用できます。 LinkSwitch-TN2 デバイスは、フィードバック ピンのレギュレーションの精度を前の世代 (LinkSwitch-TN) の 6.6% に対して —± 1.3% に改善しています。 MOSFET カレント リミット モードは、BYPASS ピンのコンデンサ値を介して選択できます。高いカレント リミット レベルでは最大連続出力電流を供給でき、低いレベルでは非常に低コストで小型の表面実装インダクタを使用できます。デバイスとシステムを入出力過電圧障害、デバイス過熱障害、レギュレーション逸脱、電源出力過負荷、または短絡障害から保護する完全な保護機能により、安全で信頼できる電源が可能になります。

製品ハイライト

高性能で柔軟な設計

• 降圧型/極性反転型/フライバック型に対応
• 少ない部品点数の降圧型コンバータ
• 優れた負荷及び入力レギュレーション
• デバイスのカレント リミットを選択可能
• 正確なカレント リミットで 66 kHz 動作
• 市販の低価格インダクタが使用可能
• 磁気部品と出力コンデンサのサイズとコストを低減
• 周波数ジッタリングによって EMI フィルタを簡素化
• ピン配列により基板のヒートシンクを簡素化

高度な安全機能及び信頼性機能

• 出力過電圧保護 (OVP)
• 入力過電圧保護 (OVL)
• 自動復帰タイプ過熱保護機能 (OTP)
• DRAIN ピンとそれ以外のすべてのピンの間の広い沿面距離によってフィールド信頼性を向上
• 725 V MOSFET 定格による優れたサージ耐性
• 900 V MOSFET定格シリーズ 産業用または追加の安全マージン用

EcoSmart – 高エネルギー効率

• 待機電源電流 < 100 μA
• ON/OFF 制御により、広い負荷範囲で一定の効率を維持
• 世界中のあらゆるエネルギー効率規制に容易に適合
• 外部バイアスを含むハイサイド降圧型コンバータで無負荷 < 30 mW
• 外部バイアスを含むハイサイド フライバック コンバータで無負荷 < 10 mW