AC 電圧の印加時は、CAP200DG により X コンデンサ安全放電抵抗への電流が遮断され、230 VAC では電力損失を 5 mW 未満、つまり実質ゼロに低減します。AC 電圧の切断時は、CAP200DG により直列放電抵抗が接続され、X コンデンサが自動的に放電されます。この動作により X コンデンサを自由に選択できるので、電力消費が変わらず、ディファレンシャルモード EMI フィルタの最適化と、インダクタ コストの削減が可能になります。
CAP200DG を使用して設計を行うには、必要な時定数を実現するために使用する X コンデンサの値から、適切な外部抵抗の値を選択するだけです。EuP Lot 6 要件を満たすシステム設計を行う上で、シンプルかつ耐久性のある 2 端子 CAP200DG IC は理想的な選択肢となります。